おジャ魔女どれみの名前の由来|最初は『おジャ魔女おんぷ』だった

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『おジャ魔女どれみ』の「どれみ」という名前は、どこから来たのでしょうか?

結論から書くと、「どれみ」は音階の「ドレミ」から来ています。
プロデューサーの関弘美さんは、放送開始25周年のインタビューで、題名の「どれみ」は音楽の基本中の基本である音階だと話しています。
さらに関さんは、企画は当初『おジャ魔女おんぷ』という題名で進んでいたが、「おんぷ」は幾つかのメーカーが商標を持っていて題名にできず、「どれみ」になった、とも話しています。

日本語版Wikipediaによると、『おジャ魔女どれみ』は東映アニメーションが制作しているオリジナルの魔法少女アニメで、第1シリーズは1999年2月7日から2000年1月30日まで放送されました。

この記事では、題名と主人公の名前が決まった経緯を関さんの言葉でたどり、「おジャ魔女」の意味や、原作者名「東堂いづみ」の由来も整理します。

結論:「どれみ」は音階。最初の題名は『おジャ魔女おんぷ』だった

項目 判定 根拠
「どれみ」の意味 音階の「ドレミ」 関弘美プロデューサーのインタビュー(放送開始25周年)
最初の題名 『おジャ魔女おんぷ』 同上
「どれみ」になった理由 「おんぷ」は他社が商標を持っていた 同上
「おジャ魔女」の意味 劣等生の魔女「お邪魔な魔女」 日本語版Wikipedia(書籍を出典に挙げる)
原作者「東堂いづみ」 東映動画大泉スタジオから取った共同ペンネーム 日本語版Wikipedia(書籍を出典に挙げる)

「どれみ」は音階の「ドレミ」です

関さんの言葉が載ったのは、放送開始25周年を機にアニメイトタイムズが掲載したインタビュー「『おジャ魔女どれみ』ができるまで」です。

関さんは後編で、キャラクターごとの楽器や音がどう決まったのかを聞かれて、こう話しています。
「『おジャ魔女どれみ』というタイトルの『どれみ』というのは、音楽の基本中の基本である音階ですよね」。
続けて、子供には歌舞音曲が欠かせないという考えから、みんなに楽器を持たせようと思っていた、と話しています。

日本語版Wikipediaの「春風どれみ」の項目も、「ドレミファソラシド」が名前の由来だとしています。
同じ項目は、名前の由来は作中でもたびたび言及され、名前が決まった場面は第2期第2話の冒頭(アバンタイトル)にある、と書いています。

最初の題名は『おジャ魔女おんぷ』でした

同じインタビューの前編で、関さんは、子供と魔女見習いと音楽という作品の要素がどう決まっていったのかを聞かれて、こう答えています。
「当初は『おジャ魔女どれみ』ではなく『おジャ魔女おんぷ』というタイトルで進んでいたんです」。

関さんによると、音楽を主軸にしようと考えていたものの、「おんぷ」という言葉は幾つかのメーカーが商標を持っていたため、題名にできませんでした。
一方で「どれみ」で商標を調べたら取れた、と話しています。
昔のシナリオ構成の第1話などは『おジャ魔女おんぷ』になっている、とも話しています。

聞き手に、主人公の名前が「おんぷ」になっていた可能性もあるのかと聞かれて、関さんは、名前だけは「おんぷ」になっていた可能性もある、と答えています。

「おんぷ」は、ライバル的なキャラクターの名前になりました

日本語版Wikipediaの「瀬川おんぷ」の項目は、書籍『馬越嘉彦 東映アニメーションワークス』を出典に、名前の入れ替わりをこう書いています。

もともと「おんぷ」は主人公に、「どれみ」は主人公の妹に付ける予定でした。
商標にひっかかる事情から、「どれみ」が主人公の名前になり、妹には「ぽっぷ」という名前が付けられた、としています。
「おんぷ」は、どれみのライバル的なキャラクターに付けられることになった、とも書いています。

この記事では、この書籍そのものは開いていません。
関さんのインタビューで商標の事情により使えなかったと話しているのは題名で、主人公の名前については「おんぷ」になっていた可能性もある、と答えるところまでです。
主人公の名前を商標の事情で変えた、とまで書いているのは、書籍を出典に挙げる日本語版Wikipediaのほうです。

「おジャ魔女」は「お邪魔な魔女」のこととされています

日本語版Wikipediaは、書籍『日本TVアニメーション全史』(世界文化社、2014年)を出典に、「おジャ魔女」を、劣等生の魔女を指す「お邪魔な魔女」という悪口だとしています。

同じ項目は、物語が進むにつれて悪口の意味合いが薄れ、どれみたちの呼び名に変わっていった、と書いています。
また、「おジャ魔女」という名前はシリーズディレクターの佐藤順一さんのアイデアだと書いていますが、この文には脚注が付いていません。

ほかにも、名前に音楽やスタッフが入っています

日本語版Wikipediaによると、版権上の原作者とされる「東堂いづみ」は、東映アニメーションの共同ペンネームです。
同じ項目は、名前の由来を「東映動画(東映アニメーションの旧社名)大泉スタジオ」だとしています。

日本語版Wikipediaは、舞台の美空市が「ミ」「ソ」「ラ」と音階の順になっていることや、どれみたちの妖精の名前も音階名であることにも触れています。
関さんのインタビューによると、クラスメイトをまとめる関先生の名前は関さん自身から、保健のゆき先生の名前は美術のゆきゆきえさんから取っていて、名前の候補が無くなるとスタッフの名前を使うのは東映動画時代からの伝統だそうです。

観て思ったこと

この節は資料ではなく、私がアニメを観て思ったことです。

『おジャ魔女どれみ』の名前は子供向け作品らしい語感の面白さがありますが、改めて考えると作品の世界観そのものを表しているようにも感じます。
主人公が「どれみ」だからこそ、まだ完成していない子供たちが少しずつ成長していく物語に見える部分があります。
もし別の名前だったら、同じ作品でも受ける印象はかなり違っていたかもしれません。

主人公の名前が「おんぷ」だったら、と考えると違和感があります。
「おんぷ」は作中でも印象の強い名前ですが、主人公の名前として考えると少し完成された響きに感じます。
一方で「どれみ」はどこか未完成で親しみやすく、成長物語の主人公らしい印象があります。

観ていた当時は、子供向け作品らしい分かりやすいネーミングだと感じていました。
深く意識していませんでしたが、登場人物の名前が音楽用語で統一されていることで、作品全体に明るく親しみやすい雰囲気が生まれていたと思います。
作品名の「どれみ」とも自然につながっていて、覚えやすい名前でした。

よくある質問

「どれみ」の名前の由来は何ですか?

音階の「ドレミ」です。
題名の「どれみ」が音階だということは、プロデューサーの関弘美さんがインタビューで話しています。
主人公の名前の由来が「ドレミファソラシド」だということは、日本語版Wikipediaの「春風どれみ」の項目が書いています。

最初は『おジャ魔女おんぷ』だったのですか?

関さんによると、当初は『おジャ魔女おんぷ』という題名で進んでいました。
「おんぷ」は幾つかのメーカーが商標を持っていて題名にできず、商標が取れた「どれみ」になったそうです。

「おジャ魔女」とはどういう意味ですか?

日本語版Wikipediaは、劣等生の魔女を指す「お邪魔な魔女」という悪口だとしています。

原作者の東堂いづみとは誰ですか?

日本語版Wikipediaによると、東映アニメーションの共同ペンネームで、名前は東映動画大泉スタジオから取られています。

この記事は、『おジャ魔女どれみ』(1999年〜・東映アニメーション)の題名とキャラクターの名前について、アニメイトタイムズに載った関弘美プロデューサーのインタビューと、日本語版Wikipediaの記述をもとに確認したものです。
関さんの言葉は、インタビューの原文から引いています。
日本語版Wikipediaが出典に挙げる書籍(『馬越嘉彦 東映アニメーションワークス』『日本TVアニメーション全史』)そのものは確認できていません。
作品について私の記憶で書いたのは「観て思ったこと」の節だけで、それ以外の作品の説明は上に挙げた資料の記述によります。
私が観たのは『おジャ魔女どれみ』(無印)と『おジャ魔女どれみ♯』で、記憶の濃さは、筋は追えるが細部は曖昧、という程度です。

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