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2023年11月23日公開の北野武監督最新作、映画『首』。

北野監督映画としては、6年ぶり19作品目にあたる本作は、制作費15億円と言われており、邦画においてはかなりの高額。

北野監督作品中の歴代1位の興行収入作品『座頭市』の28.5億円を上回れるか注目が集まっていました。

今回は、そんな映画『首』の興行収入の推移と観客動員数をまとめました。

『首』の興行収入・観客動員数・観客動員ランキング

興行収入観客動員数ランキング
公開4日間(~11/26)3.9億円26.3万人3位
公開11日間(~12/3)7.1億円50.1万人5位
公開18日間(~12/10)8.8億円62.2万人7位
公開25日間(~12/17)9.9億円69.7万人10位
公開32日間(~12/24)10.5億円73.6万人
公開47日間(~1/8)11.4億円79.7万人
公開53日間(~1/14)11.5億円80.6万人

『首』の観賞レビュー(ネタバレなし)

現在まで、なかなか厳しい動員数ですが、映画の内容はまた別の話です。

筆者の感想をお伝えしたいと思います。

冒頭のいわゆる掴みの部分は、秀逸でグッと北野映画に引き込まれます。
「あーー、北野映画を観ているな」と実感できます。

脚本は、「本能寺の変」をベースに、いわゆる戦国時代の有名武将達を中心とした群像劇に仕上がっています。
しかし、監督本人も語っていますが、各キャラクターは武将らしいカッコいい表現ではなく、生々しい人間臭いリアルなキャラクターとして描かれています。

中でも、加瀬亮演じる織田信長は、俗にいうスーパーパワハラ上司といった感じで、理不尽の限りを尽くします。
個人的には、「十三人の刺客」で稲垣吾郎さん演じる松平斉韶がパワハラサイコパスNo.1ですが、こちらも加瀬さんのパワハラ熱演が光っているなと思いました。

ただ、毎作品思うのですが、外国人(黒人)の演出については、今回も作品全体に与える影響も少なく、むしろ蛇足ではないのかと思えてしまいました。

また、北野作品で必ずといっていいほど入ってくる、コント風シークエンス。
ここは、笑えるんだけど、どこか半分本気っぽくて怖いみたいな北野監督らしいシーンでした。

こちらも北野映画の特徴であるグロシーンは、アウトレイジで「歯医者でドリルを口に突っ込んで掻き回す」という何とも痛々しい名シーンがありましたが、今回も口の中をグチャグチャにするシーンが登場します。
目を覆いたくなるシーンですが、これも北野映画の暴力シーンのクオリティの高さが光っていると思いました。

全体を通してのテンションは、アウトレイジほどシリアスではなく、かといって笑いの要素がそれほど強くもなく、ストーリー展開も淡々としていく印象でした。

個人的な評価としては、北野作品の中で中程度で『星3』かな〜と思いました。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は、北野監督作品『首』の興行収入と観客動員数についてまとめました。

観て損する映画ではないので、おすすめ映画と思います!

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